VTR1000F  ブレーキマスターOH



ある晴れた年明けの休日


少し時間があるので洗車でもしようかねと思って


黒猫号を洗車



そういえばブレーキキャリパー外せるように工具買ったんだった


いつもはやらないけどFブレーキキャリパーを外して


洗ってみると


明らかなブレーキの固着が。




ピストンが出ないし戻らないし、動きがバラバラ



という危篤状況になってることが判明





あー・・・





これ整備しないと命に係わるな






時間のあるうちに一気にやるか。




ざっと見てみて以下の修理ポイント

・フロントブレーキキャリパー固着×2
・フロントブレーキマスターのカップ劣化、要OH
・ブレーキフルード全交換(どのみちOHなので実施)
・クラッチマスターのフルード漏れ、要OH
・クラッチレリーズ4万5000kmノーメンテ、要OH
・クラッチフルード全交換(どのみちOHなのでry



油圧操作する部分はほとんどだなぁ



さぁそうと決まれば部品集めですよ。




結構な量があるので、今回は一覧を作って後で分けられるようにします。


部品代でだいたい2万円ぐらい。


まー全部社外品でそろえることもできるんだけど・・・・


高いからねぇ




待つこと数日







特に欠品もなくスムーズに届きました。


このあたりに欠品があるとそれはそれで困るけど。






混ざらないように小さいパックで分けておきます。

上のExcelの一覧で色分けしてたのはこのパックの色です。


では部品もそろったので、フロント周りを外していきます。





漢の両面テープで張られたETCを外します。





ミラーと共締めされているカウルステーのボルトを取ります。

なんか一個ボルト飛んでなくなってた・・・





カウルを外側から止めているボルトを4箇所はずし、裏側のビスも2箇所外します。


ヘッドライトコネクタと左右のウィンカーコネクターを外すとカウルが外れます。





こんな感じに。

これで作業の事前準備ができました。


この時点でだいぶやられてます。




まずは時間のかかるブレーキ周りからやっていきます。

ここから手順をミスしたので、(タブン)正しい手順で追っていきます



キャリパーを外す前に、ピストンピンを緩めておきます。

そのあとキャリパーを外し、ブレーキパッドを外します。




写真撮り忘れましたが、

其のあとブレーキレバーを握ってピストンをギリギリまで出しておきます。


でないと後で書くように恐ろしい作業を行わないといけません。




※↑

対向キャリパーの場合は合わせ面用のボルトも少し緩めておいたほうがいいです。
まぁやらなくても気合で何とかなります。

車体からキャリパーを外した後だと、なかなか外し憎い場合があります。





ブレーキマスターのカバーを外します。




うん。ゴムだめだな






交換対象ですねー





残っている古いフルードはウェスやピストン(注射器)で吸い取ります。


今回はひび割れているのでカップも交換です




ブレーキランプ用の端子と、ブレーキホースを外したら、

ブレーキマスターを摘出します。

言葉で書くと簡単ですが、慣れないと結構大変です。




フロントのブレーキ周りを全部取りました。


あとは取り外したパーツを庭に運んで、OH作業です。








マイナスドライバーとレンチでレバーを外します。







ゴムカバーを外すとピストンさんが見えますね。

ピストンを取るためには奥にあるスナップリングを外します。


これがまた外しにくい


スナップリングプライヤーを使ってギコギコ数十分




外れた!

さびてるし

これも交換だよ







これがピストン。まぁ漏れてもいないしまだ使えるけど





ほかの付属品も外しておきます。

カップと中央のゴムはとっかえます。





パーツクリーナーを吹きまくります。

あとブラシで錆をおとします。




カップはこんな感じ。新品きれー




こんなゴムも交換





こんなゴムも交換




ピストンも新しくします。

こうしてみるとスプリングは短くなってるね。



あとは逆の手順で組み付けます。




さて次はキャリパーかな。





つづきます。




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